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親父のお茶

先週、急に父から連絡があり、昼食を食べることに。
築地でお茶を買ったから時間があればどうだ、と。
「築地のお茶」は母方の祖父がいつも買っていた。
そして、父がその伝統を引き継いでいる。
奇しくも、この日は母方の祖父の命日。
他界して30年になりますが。
偶然は重なり、私はこの日の午前中、この祖父が住んでいた阿佐ヶ谷で仕事の打ち合わせがありました。
このお茶は祖父からの差し入れかもしれない。
大切に飲まないと。


ランニングをしていて、いつも思うこと。
怠惰な生活、安直な考えが、そのまま走りに影響するということ。
それともうひとつ。
努力が足りないということ。
さらに、才能は、ない。
「ない」と偉そうに言うと、両親に大変失礼だが、
才能のあるランナーを間近で見てきた経験がある。
努力をしない、才能はない、では結果がついてくるはずがない
(さまざまな可能性を与えてくれた両親には感謝の気持ちしかない)。

40歳になり、いよいよ加齢との戦いが始まった。
衰えた実感はない。
が、走りにキレがなくなってきたかもしれないと感じるときもある。


前置きが長くなりましたが、ここのところ、そんなもやもやを抱えていますが、
おとといの高島平ロードレース(10km)で少し手応えを感じることができました。
やればまだできる、と。


久々の33分切り(32分58秒)。
40代5位入賞のおまけつき☆

私自身の加齢の話から少しずれますが、先日ある方と話をしていて、
走歴の浅い方の成長ぶりがうらやましいというか悔しいということを言われた。
確かに、そのお気持ちは理解できます。
が、私が30代後半(すでに走歴20年)に差し掛かって記録を伸ばし始めた時、
 「他人」(ライバル)のことではなく「自分自身」に集中すること
-----走ることがもたらしてくれること、何のために走るのか、ということをひとりで考えることで、
気持ちを整理して高めていく-----
によって、リラックスして、前向きにスタートラインに立てるようになりました。

性別、年齢、仕事、家庭、練習・レースに割ける時間やお金・・・etc.千差万別です。
社会人ランナーにとって、そもそもの土俵が異なるのに、競技者のように他人と比べる、
比べられることを価値的と私は思いません。

ぜひ、自分自身の脳内に呼びかけ、活性化させて、
「走る意義」を明確にしてスタートラインに立ってほしいです。
内なる思いが自らの背中を押してくれるはずです。

TARO

*photo by Masako-san and Suzuki-san. Thanks.

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