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フルマラソンシーズンを終えて ≪その3≫

≪その2≫からだいぶ時間が経ってしまいました(^_^;)

すっかり暖かくなりましたが、雨が降るとグッと気温が下がることがありますね。
みなさん、体調維持に努めてください。

さて、≪その2≫では、
本格的なスピード練習の導入として、
「流し」について書いてみました。

http://harriers-tokyo.blogspot.com/2010/04/2.html

≪その3≫では、
本格的な「スピード練習」=「インターバルトレーニング」
についてまとめてみたいと思います。

【目的】
・スピード強化
・脚筋力強化
・心肺機能の強化
・ダイナミックなフォームへの転換
・効率的なフォームの定着
・メンタル強化

【実施方法】
(例1)
1000m×6本(Recovery 200mジョグあるいは2分)

(例2)
3000m-(Rec.5分)-2000m-(Rec.3分)-1000m(Rec.2分)-400m
※Rec.=Recovery

(例3)
2000m×3本(Recovery 400mジョグあるいは4分)

【注意点】
ペースの設定で参考になるのは「5000mの自己ベストタイム」。
以下、一例。
☆「5000m=20分」(キロ4分)の方
 ⇒求められるインターバルトレーニングのペース
 ⇒1000m換算 3分55秒~4分05秒

つまり、体調や疲労具合、距離(長さ)などを考慮し、
前後5秒ほどの幅のなかで行ったらいいと考えています。
400mのインターバルに関しては、
「5000m=キロ4分」(400m=1分36秒ペース)の方なら、
10~15本を1分32秒以内(キロ換算3分50秒ペース)は必須と言えるでしょう。

逆にこの1分32秒がラクすぎる方は、5000mで本来の力を出し切れていないとも言えます。
1000m~3000mのインターバルトレーニングで、スピードを持続できる力を養成する必要ありですね。


ざっと書きましたが・・・
インターバルトレーニングはとても緊張するトレーニングだと思います。
できれば避けたいような・・・。
でも、上を目指すなら避けて通れないでしょうね。
もちろん、前述の「流し」や坂ダッシュ、起伏のあるところのランニング
(クロカン走、ファルトレク)で質の高いトレーニングを行うことで、
カラダにキレを生み出すことも不可能ではありません。
私も時間がないときや、フルマラソンシーズンは、
起伏を走ることでインターバルトレーニングを代替しています。




きょうは久しぶりに穏やかな晴天となりましたね☆
黄砂もないし・・・。

天気がいいとき、事務所から望む西新宿の街並みがけっこう好きです。
真っ青な空にそびえるビル群を眺めていると、なんとなく癒されます(^_^)

まだ先だな~と思っていた5000mのトラックレースが
日曜日に迫ってきました(日体大記録会)。
我ながら
「いい歳してよくやるなぁ~」
という思いと、
「よくシリアスなフィールドに戻ってこられたな」
という喜びがないまぜな感じです。

トラックレース特有の緊張感。
ペースも速いしなぁ・・・。

どうなるか。
自分でも分かりません。

0.5秒、1秒に泣かされる非情な世界。
でもそこを乗り越えたときに得られる喜びは
とても大きいことも分かっています。

ラスト1周の鐘が鳴り、
最後の直線がかすむまで・・・
力を抜かずにがんばってきたいと考えています。

TARO

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