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おやじ

身内の恥をさらけ出すようですが、
小学校から26歳の転機まで、父との関係は最悪でした。
「どの家庭でもよくあること」と言われることの5倍はわるかった自信があります(笑)。
こんな書き出しだとおそらく母や親戚は青ざめていることでしょう(^_^;)

そんな父を尊敬の対象として見られるようになったのは、
就職して、「くぎ」にすらなれない「くぎ」を上から叩かれるように
仕事の荒波に打たれまくり、自分の身の丈を思い知ったときからかもしれません。
当時は、世の中に敷かれたレールを素手で曲げて生きていくのが自分のスタイルだと真剣に思っていました
(今もそのときの名残があるかもしれませんが-笑-)。
そんな起伏に富んだ生活と精神状態のなかで、
はたと思ったことがあります。

「このままでは父を越えられない」

同時に、そびえる背中が遠く感じられ、
尊敬の念を抱くようになったような気がします。

今では、まったく別の世界を生きていますから、比べようもないですが、
父が成し遂げたことで自分にはできないことがあるし、
逆に、父ができなかった道を今歩んでいるわけで、
良い勝負かな、と。


というわけでして、大変長い前置きになりましたが(^_^;)
土曜日、父が長年勤めた会社のOB会で講演をさせていただく機会に
恵まれました。
講演と申しましても、旧友が昔話に花を咲かせる場の前座です。

内容はともかく、ランニングという世界で生きさせてもらっているなかで、
こうして想像もできなかった方々と出会うことができ、
刺激をたくさんもらい、
感謝、感謝です。

そして、今度会ったら父にもありがとうと言いたいと思います。



講演は別室(着席)で行われました(写真はすべて宴席会場)。
人生の大先輩を前に緊張しましたが、
温かい視線が非常にありがたく、
慣れないトークをスムーズにしてくれました☆




ひとりだけ眠っているなぁ~と思ったら父でした(笑)。
講演も終盤まで進み、安心したのか。
で、眠っているのをいいことに、父の話をしてやりました(^_^)v




TARO

コメント

hide さんの投稿…
十分に親孝行出来る時間を大切に使ってください。
31歳の時に天国に行かれちゃ、ぜんぜん親孝行できませんでした。
TARO さんの投稿…
hide-san、メッセージありがとうございます☆しかと受け止めました。
わたしは、親に育ててもらった恩返しができていないまま、3度目の年男を迎えました。が、ハングリー精神を持って生き続けていれば、親が望む生き方につながっていくかな・・・と考えています。適度に息抜きしつつも、精一杯な人生を送りたいですね。

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