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二本の脚で20年

きょう、小林雅幸選手が引退します。
彼とは大学時代、競走部で同期でした。
高3の冬、全国高校駅伝の1区でケニアからの留学生ランナーを破って
区間賞を取った勢いそのままに、
新天地でも大暴れしてくれました。
箱根駅伝では区間賞3回、うち2回は区間新記録、
1万メートル28分09秒17という申し分のない学生時代を送りました。

社会人になってからは、マラソンを中心に競技人生を送り、
現在のSUBARU移籍後は、再び駅伝に出場する機会が増え、
駅伝ファン、小林ファンの胸を熱くしました。

そんな雅幸も4月で36歳。
世界に目を向ければ同年代でも一線級で活躍しているランナーもいますが、
肉体面、精神面のピークは人それぞれ。
私としては、もう十二分やってくれたと思います。

彼の最後の舞台は
『びわ湖毎日マラソン』。
あいにくの空模様ですが、
もう一度最後にフルマラソンを走って
「小林雅幸を締め括ろう」とした
彼の英断を尊敬します。

速すぎて声は届かないかもしれませんが、
沿道に立って最後の雄姿を脳裏に焼きつけ、
一生忘れないようにしたいと考えています。

TARO

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