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3万人の足音と、何十万人の拍手

「東京マラソン2010」が終わりました。
出場されたみなさん、いかがでしたでしょうか。
なかには、もうフルマラソンは走りたくないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。
私の周りでは、
「辛かったけど、楽しかった」
という方が一番多いと感じています。

このコンディションの中、
「辛かったけど、楽しかった」
と素直に言えるのなぜでしょうか。
これはやはり東京マラソン特有の大声援ではないでしょうか。

友人、家族、ランニング仲間、職場の同僚・・・
沿道に立つ全員が目を凝らして
「私(たち)のランナー」を探し、
そして、
見つけた時のうれしさと、
見つけられた側の喜びは本当に大きいですよね
(ランナーが先に見つけることも多々ありますが・・・)。

私は今回、初めて応援側に回り、
この特別なマラソンでもらった過去の力について思いにふけりました。

脚が止まりそうになっても、
ふと自分の名前を呼ぶ人たちがいると、
「弱気の虫」が引っ込み、前へ前へという気持ちになりますよね。

今回、これほど厳しい気象コンディションのなか、
スタートラインに立った人がこれほどまでに多く、
例年に近い割合(%)の人がフィニッシュしているという事実。
ますますフルマラソンに隠された魅力と、
それに挑む人間の深層心理が不思議でなりません。
まちがいなく言えるのは、
「自分のためだけならここまでできない」
ということ。

来年もまたこの特別な一日を
自分のランニング人生の大切な瞬間にしたいですね☆




本当はこんな天気をイメージしていました・・・
(先週の水曜日)




ド迫力の先頭集団




応援組のみなさん。
事前の準備から当日のサポート、応援まで、
ありがとうございました!!!




寒くないのか!?
Tomoko-Coachが女子総合13位に食い込む
(2時間50分01秒)。
ド根性ぶりをいかんなく発揮してくれました



↓リザルトを一覧(TOP500位)で見たい方には、東京新聞のウエブサイトが良さそうです☆

http://www.tokyo-np.co.jp/event/tokyomarathon/result/kiroku.html


TARO

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