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「点」の数珠つなぎ

時々、会員のみなさんの練習を見ていて、
ペース走のあとのプラス1000m(400m)で
「自己ベストが出ました!」
とか、
5000mのインターバル(2~3本)の内1本で、
「自己ベストが出ました!」
という方がいらっしゃいます。
もちろん、私たちコーチ陣もすごくうれしくて練習会後に話題に上ります
(情報共有ですね)。

同時に、長年、陸上競技をやってきた私たちからすると、
2点思うことがあります。

ひとつは、練習のなかでPBが出せる人は
「まだまだ伸びる余地が十二分にある」
ということ。

もうひとつは
「レースで力を出し切れていない」
ということ。


学生時分の私がそうであったように、
ひとつひとつのトレーニングが「点」で終わってしまうとしたら、
もったいないことです。
「点」がつながって、レースに向けて「長い数珠」となることが大切です。

「上げて落とす」ような物言いになってしまい恐縮ですが(^_^;)
グイっと、秋のシーズンに伸びてほしいからこその思いです。

仕事や家庭の事情で、
継続的に質の高いトレーニングを行う、
納得のいくトレーニング量をこなす、
というのは至難の業だと思います。

できるときに、できるかぎりのことをやっておき、
ある程度納得できる状態でスタートラインに立てれば・・・
描くゴールを手に入れられる可能性はグッと近づくと思います。

体調以上に心の変遷は日々起こるものですから、
モチベーションの維持もKEYですね。
モチベーションが落ちてきたら、一旦、ドーンと落としたほうがむしろ良い、
というのが最近の私の考えです。
「落としていいよ~」
となれば、意外とドン底までは落ちないものです。
そして、落ちたところから超回復!

仕事でもランニングでもプライベートでも、難しい局面を乗り越えてこそだと
日々、自分に言い聞かせています。

TARO



今年も夏合宿は「車山高原」(8月下旬)。
5年で延べ6回目となります。
天気が良ければサイコーなんですよね~(^_^)
写真は2007年の夏のもの。

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