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修正力と調整力

梅雨の時期、外は蒸し蒸し、心は冷や冷や。
昨晩の練習会、雨が降らず、ラッキーでした(^-^)v
暑くて筋肉の温まりが速いとはいえ、
インターバルトレーニングは
ヨーイドンとともに心拍数を上げていくトレーニングなので、
さりげなくいつもより1周ウォーミングアップの周回を多くしました(笑)。

年々、Harriers会員の走力だけでなく、
トレーニングメニューへの理解度が増しているように感じられ、
とてもうれしく思っています。
インターバルトレーニングのような、
可能であれば避けたいトレーニングに取り組む姿勢の変化を見ていて、
そんなことを考えました。

個人的には、3週間続いた右膝の違和感が少し和らぎ、
昨夜、久しぶりに気持ちの良い汗をかくことができました(^-^)
ただ、これは、比較的脚に優しいトラックのおかげで、
安心はしていません。
やはり思うように走れないのはつらいです。
ランナーでありながら膝を痛めないのが自慢?だったのに、
日体大5000mで自己ベストを更新したあと、
慢心もあったか、痛みを生じさせてしまいました。

アイシングやセルフマサッサージ(エミューオイル)、
トレーナーによるマッサージ、
伊藤超短波の治療器でケアを続け、
走る頻度も負荷も減らして・・・、
ようやく昨晩、光明が見えました。


昨日(患部を気にせず)走れたことがよっぽどうれしかったのか、
今朝、「パーソナルトレーニング」の前に、
9時から駒沢公園のトラックを走ってみました
(流し感覚の300m×7本)。
半月後にトラックレース(1500m)を控えているので、
週に1度は心肺機能と脚筋力に刺激を入れるように心がけています。
ただ、故障を抱えながらのトレーニングは、
二次、三次の故障を引き起こすので、
一般的には、「REST」を選択していただきたいと考えています。
実はかばったことによる新たな痛みのほうが、
後々ダメージを残すことがあり、さらに危険です。

そこまで分かっていてトレーニングする自分は
ある意味ランニング(トレーニング)アディクション(中毒)なんですが、
年齢からの焦りが駆り立てます(^_^;)

昨晩は久しぶりにトラックを普通に走れた喜びとともに、
クールダウンのストレッチ中に見上げた星空が印象的でした。
ビルの多い都心にあって、織田フィールドは例外ですね(^-^)

さて、上述「パーソナルトレーニング」の件、
しばらくブログでは触れていませんでしたが、
月に3~4回のペースで続けております。
始めてから半年が経ちました。
最近は伊藤良彦トレーナーに加え、
時々、伊藤トレーナーの大学アメフト部時代の後輩、
沼田幹雄トレーナーにも見てもらっています。

「パーソナルトレーニング」について書き始めたら
ものすごい長文になってしまいますので割愛しますが、
簡潔に言うと以下のような効果が得られています。
そして、勉強させてもらっています。

【効果】

◆肉体面
 ・筋力アップ
 ・使えていない部位の覚醒と強化
 ・各部位の協調、連動

◆精神面
 ・モチベーションの醸成
 ・集中力の維持
 ・イメージトレーニング(上記協調、連動において、筋肉の動かし方を意識)
 ・弱点把握による目的の明確化

単に筋力アップだけでなく、むしろ副産物のほうが大きな収穫だなぁ、
というのがこれまで続けてきて思うことです。
さらに、私が本トレーニングを受けて良かった点として、
「心身ともに出し切る経験=仮想レース」
を体験できるということです。
市民ランナーにとって、大会以外、力を振り絞るという
経験はあまりないと思います。
「筋トレ」は「RUNトレ」ではありませんが、
ランニングに直結するトレーニングであり、
屋内に居ながら競技場のラスト100mのような疑似体験ができるので、
これはすごい貴重な経験です。
「心身ともに出し切る経験」は、
肉体面、精神面両方にまたがるため分類できませんが、
非常に大切なこととして学んでいます。

「運動馬鹿」もここまできたかと時々自嘲しますが、
いやいやスポーツも突き詰めれば、ものすごく頭を使いますね。
気づくの遅いですが・・・(笑)。

最後の最後にようやくタイトルとリンクしますが(^_^;)
伊藤トレーナーも、沼田トレーナーも
知的好奇心とプライドをくすぐるのがとても上手です。

普段さまざまなスポーツの日本代表クラスを見ている伊藤トレーナーは、
「(日本トップレベルの選手たちは)まちがった動きについて指摘すると、それを修正する能力が非常に高い」そうです。

また、同じくアスリートを数多く指導している沼田トレーナーからは、
身体の協調と連動、総じて調整力をつけるようにいつも言われています。

今日、私が沼田トレーナーと話していてまったく同感と思ったのが、
筋トレを行う意義として、
まず、使っている筋肉(部位)を頭の中でしっかり意識すること。
同時に、正しく動かすこと。
さらに、それらを各競技に応用させていく、
という考え方。

身体を鍛えながら頭も鍛えられ、
自宅で予習、復習もできるので、
自己研鑽としては最高なのかもしれません。

TARO



きょうは公開日でした



新しいスパイクをテスト

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